OneThird CMSでは、既存のHTMLに最小5行追加するだけでテンプレート化する事ができます
ただし、1点注意する点があります
テーマデータ内に絶対パスを直接書かず、テンプレートタグなどを使うことです
OneThird CMSでは、HTMLがほぼそのまま使えます
インストールフォルダ/files/1/data
以下にHTMLファイル一式をコピーしてください
このdataフォルダ以下にある特殊ファイルの役割を解説します
admin.css ... 管理画面用のcssファイル
admin.tpl ... 管理画面用のテンプレートファイル
comm.less ... ボタンやグラデーションなどのCSSパーツのlessファイル
default.tpl ... 通常ページのテンプレート
theme.less ... 通常ページのlessファイル(default.tplから呼び出される)
theme.css ... theme.lessファイルをコンパイルし自動生成されたもの
theme.php ... システムナビや、パンくずリストなどテーマ依存する部分のプログラム
OneThird CMSでは、ページテンプレートの指定がなければ、default.tplが呼び出されます
default.tpl は、通常のHTMLと同じ書式ですが、OneThird CMSとしての機能を盛り込むためにOneThird CMSのタグを埋め込む必要があります(なければ、通常のHTMLとして表示されるだけで、エラーは出ません)
既存のHTMLのindex.htmlをdefault.tplという名前に変更してください
そして、その内部に書いてある、外部ファイルを以下のテンプレートタグを利用してパス情報を削除した形で記載してください
{$params['data_url']} ... files/../data を示すURLに展開されます
{$config['site_url']} ... サイトを示すURLに展開されます
例
< img src="/files/1/data/img/test.jpg" />
→ < img src="{$params['data_url']}img/test.jpg" />
OneThird CMSを動作させるためのタグはHTMLのヘッダ部分と、bodyタグ直後、とじタグ部分の直前の3箇所に入れてください
デフォルトテーマが参考になるでしょう
例:デフォルトテーマ
<head>
{$load('php',".data/theme")} {$ut->expand('head')}
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1,...
<link rel="stylesheet" href="{$config['site_url']}css/base.css" />
{$load('less',"https://onethird.net/css/onethird.8")}
{$load('less',"{$params['data_url']}theme")}
<script src="//ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.10.2/jquery.min.js".....
{$ut->expand('css',1)}{$ut->expand_sorted('js',1)}
</head>
</body>
......
{$ut->expand('meta')}
</body>
なお、jQueryはOneThirdを動作させるため必要ですので必ずロードしてください
$ut->expand('article')は、ページ本文を展開するテンプレートタグです
HTMLの本文に当たる部分に挿入してください
ページテンプレート内では、その他にも使用できるタグがあります
必要に応じて利用してください
詳しくはテンプレートタグを参照してください
よく使うタグは
$link ... リンクを挿入する(パス自動調整機能付き)
$edit ... 編集可能なボックスを挿入する
などがあります
また、plugin.php内にphpプログラムを書く事により、任意のプラグラムの呼び出しが行えます
例. timeを呼び出す
{$call('time')}
注意
1. $callタグでは、引数に配列を取れない関数、またはsystemに影響をおよぼす関数の呼び出しはできません
2. tplファイルは、phpコマンドが記載できるため事実上phpファイルと同様のセキュリティが求められます
htaccessで、閲覧できないように設定してください
(正常なインストールでは閲覧できないように設定されます)